➍『内臓整体と新陳代謝』

『内臓整体と新陳代謝』

まず、「代謝」とは摂取したエネルギーを体内で消費する活動のことを指し、ダイエットにおいて重要なポイントです。代謝は主に基礎代謝、新陳代謝があるのですが、それぞれどう違うのかまずは、ダイエットとの関係などを見ていきましょう。

基礎代謝と新陳代謝の違い
代謝には、基礎代謝、新陳代謝、水分代謝、脂肪代謝などさまざまな代謝があります。中でも、よく耳にする基礎代謝新陳代謝についてお話していきます。

基礎代謝
呼吸や体温維持、心臓をはじめとする臓器の働きなど、生命維持に欠かせない、なにもしないでじっとしているだけでも生命活動として消費される最低限のエネルギー基礎代謝と呼びます。

基礎代謝で一番エネルギーを消費するのは?

・肝臓:27%
・脳:19%
・筋肉:18%
・腎臓:10%
・心臓:7%
・その他:19%

基礎代謝を上げるためにトレーニングを!と言ってコマーシャルする施設が多いのですが

意外にも内臓の方がエネルギーを消費するのです!

内臓の調子を整えることがダイエットに繋がる早道ということですね!

新陳代謝
私たちの体は、常に新しい細胞が生まれ、古くなった細胞は排除しています。たとえば、髪が生えて抜け落ちる一連のサイクルも代謝ですし、皮膚の内側で新しい細胞が生まれ、古くなった角質は垢(あか)となって落ちるような細胞の入れ替え(ターンオーバー)も新陳代謝です。

部位によって作り替えられるサイクルはさまざまです。

人間の体は、約60兆個の「細胞」の集まりでできています。一つの受精卵が2倍2倍と細胞分裂を繰り返し46回の分裂をして赤ちゃんとして生まれてくるそうです。
ところで、この細胞分裂は、この世に生を受けた後も絶えず休むことなくずっと続いており、体のどこかで傷ついたり寿命が来た細胞は、1秒間に500万個、1日では5,000億個が死を迎え、そしてそれと同じ数の細胞が新しく生まれ再生しています。
これが「新陳代謝」と呼ばれるもので、体のあらゆる組織が一定の周期をもって入れ替わりを続けているという訳です。

《お肌の入れ替わり》
・10歳代〜約20日周期
・20歳代〜約28日周期
・30歳代〜約40日周期
・40歳代〜約55日周期
・50歳代〜約75日周期
・60歳代〜なんと約100日周期になります。

20歳代までの若い時期は新陳代謝の働きが活発で、常に新しい細胞で体が構成されていますが、歳を重ねるごとにこの新陳代謝のペースが落ちてきて、古い細胞が新しい細胞になかなか置き変わらなくなってきます。
これが「老化」の始まりでもあります。

肌以外では、造血組織、肝細胞などは新陳代謝が活発な細胞に当たり
・筋肉や肝臓などでは60日周期
・心臓では22日周期
・胃腸では5日周期

と言う感じで、細胞分裂が行われ、古い細胞が新しい細胞に入れ替わっていきます。
そしてもっとも時間を要するのが、骨の代謝で、90日周期で骨全体では3~5%が順番に新しく生まれ変わっていき、このことは骨のリモデリングと言われているそうです。
また、細胞の中には新陳代謝が行われない細胞もあります。それが脳細胞や神経細胞です。一度生まれた細胞は自然に死ぬことはなく、ずっと成長し続けますが、ひとたび傷ついた細胞は二度と再生されることはありません。

さて、この一定の周期で細胞が生まれ変わっていく新陳代謝は、健康だからこそ行われているものであり、裏を返せば健康とは、免疫力・治癒力が十分正常に働いて、体内に侵入する異物や体内で発生する老廃物を処理・排出して、細胞分裂が円滑に自由に営まれることで、組織の再生や新陳代謝が行われている状態といえるでしょう。
そして、その根本となるのが血行が良いということであり、血液の循環によってカラダのすみずみまで効率的に「酸素」を送り届け、新陳代謝を活発にすることが身体の抵抗力を高めることにもつながっていきます。そして、この新陳代謝をできるだけ正常な状態に保っていくことがアンチエイジングになっていくのです。

もちろん、血液(特に赤血球)自体も弾力に富み活発で健康でなくてはなりません。
赤血球の寿命は約120日(4ヶ月)と言われており、体の組織の入れ替わりと併せて、酸素の力によって血液(赤血球)をも元気なものに入れ替えていくことを心がけていくことが大切です。

内臓の調子を整えると言うことは、この新陳代謝、そして基礎代謝を上げる意味でも、
効果的な方法となります。